Re:今を生きる

オタクの雑記

【祝!金トレジャー収録】「熱き侵略 レッドゾーンZ」について振り返る

序文

私は、デュエルマスターズのすべてを好きでプレイしている。

 

重厚なイラストによるクリーチャー表現やダイナミックな効果による観戦時の派手さ、比較的理解しやすい基本ルールに加えて遊び心のあるカードデザインも大好きだ。

しかし、昨今のカードイラスト擬人化企画については少々難しい意見も寄せられている。トレジャー収録による豪華アーティストは大変魅力的だが、クリーチャーたちの美しくも禍々しい雰囲気が損なわれてしまうのではないか。安易なキャラクターの擬人化によって、本来の対象である子供たちはどのような目で見ているのだろうか。そういった疑問が日々Twitter上を中心に巻き起こされているわけだ。

正直、子供のころからデュエマに親しんでいる自分としては複雑な心境になったりすることもあった。

好きなカードが女の子にでもならない限りは大丈夫だろうが、デュエルマスターズは21年の歴史を誇る硬派なカードゲームで知られている。そのような施策など言語道断であると宣言しよう。

 

ア゛ッ!!!!!!!!!!?⁉⁉?!?!?!?!?!?????????!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????????????????????????????????????????????

なんだよこれ!!!えっちすぎるでしょ!!!!!!!!熱き侵略って単語が違う意味に聞こえてきたぞ!熱(えち)き侵略!熱(えち)き侵略だよこんなの!!!

足が人型じゃないマシンフォルムなの美しすぎない!?!?!??!
たぶんINVASIDEって足に書いてるよ!

侵略的な、侵襲的なって意味らしいけどこれじゃまるで淫ベイスィ部だよ!ステキパーツだよ!!目を覚ませ僕らのフィールドが淫パーツに侵略されてるぞ!夢でも届きたまえ!!!!!!

 

 

 

…つい我を忘れてしまった。本当に嬉しい時には人間声が出ない。

ちなみに、デュエルマスターズの対象年齢は10歳以上。対象年齢だけを見ても、小4くらいから始められるゲームだ。

小4の子がこれを!!!!!!!!!?????????????????⁉⁉?⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉?⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉!?!??!?!?!?!?!?!?!?!?!!????????????????????!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!!??!?!?!?!?!?!?!??!?!?!

 

素晴らしい逸品です。大事になさってください。

 

 

 

 

 

 

 

熱き侵略 レッドゾーンZ

さて、今回めでたく初の再録となった「熱き侵略レッドゾーンZ」。

初出は2015年11月20日発売の「カスタム変形デッキ 革命 VS 侵略 爆熱の火文明」。発売から8年も経ってるのに一度も再録なしなのエグくね?

カスタム変形デッキによる初登場時から今に至るまでソニック・コマンド主体のデッキ(いわゆるバイクデッキ)を支えてきたパワーカードだ。

初お目見せはアニメの「デュエルマスターズVSR」であり、シールド焼却能力がついていることでプレイヤーからは『ただでさえ強いバイクに焼却を!?』という反応だったのが印象深い。wiki等にも記載はなかったが、確かドキンダムXがいたような気がするので22話か23話辺りだと思う(記憶違いだったらすんません)。

プレイヤーからの衝撃もさることながら、そのままの性能でアニメから輸入された。カスタム変形デッキは火文明と光文明の2バージョン発売されたのだが、「単騎連射マグナム」まで入っていたせいで火文明の方が圧倒的に人気だった覚えがある。

この頃の環境デッキは天門ループやイメンループ、ビッグマナや黒単ヘルボなどが挙げられるが、特に天門に対して強く出られるのが強力だったと言える。単騎がいればトリガー天門は不発、なんならレッドゾーンZで焼いてしまえば発動さえしないからだ。殴るデッキは常に相手からのカウンターを念頭に入れねばならないのがデュエルマスターズにおける常ではあるが、そこに対する2つもの回答をこの商品は撃ちだしたわけだ。

さらに言えば4マナバイクの「轟速 ザ・ゼット」が収録されたことにより4コスバイクが8投できるようになり、より安定して侵略を決めることができるようになったこともかなり大きい。というかこっちのが本命まである。

なお、出た時の能力が他であまり見ない書き方になっているのは複数枚引いて侵略したとき、盾を複数枚焼却できないようにするため。さすがに盾4枚焼却みたいなことはしなかった。

 

歩んだ道

 

基本的に1枚では使われず、非進化バイク攻撃→レッドゾーンZ→レッドゾーンの順番に侵略して盾1枚焼却+相手パワー最高クリーチャー全除去+3打点といった流れが基本だった。今でも侵略サンドイッチになることが多い。

さて、登場するや否やスター街道をひた走るレッドゾーンZは「伝説の禁断 ドキンダムX」とも相性がすこぶる良かった。盾焼いてレッドゾーンで殴って、ピンチの時はボルシャック・ドギラゴンで禁断剥がして相手ターン開放などのギミックが超強かった。ドキンダムに敗北効果が付いていても、結果それがプラスとなって墓地ソースギミックが入れられてみたり、カード指定除去で禁断の鼓動を手札に加えてみたり、各文明をどうタッチするかによって異なる戦略が楽しめた。これレッドゾーンZの説明じゃなくてバイクデッキの説明になってんな。

その後も「禁断の轟速 レッドゾーンX」、「轟音 ザ・ブラックV」といった強化カードを得るものの、「S級不死デッドゾーン」を添えたハンデスデッキや、革命F期には出されると詰みさえある「百族の長 プチョヘンザ」などが台頭してきた結果環境から少しずつ優勝報告が少なくなり、最終的には「蒼き団長 ドギラゴン剣」に環境トップの座を譲る形になった。奇しくも背景ストーリーにおけるレッドゾーンの最期と同じく、ドギラゴンに及ばず退くといった姿であった。

ちなみにこの頃は「ヘブンズ・フォース」から2マナでバイクを射出する赤白型が多く、先行2ターンで出せればそのままキルも夢ではなかったのだが…手札事故は勘弁な!

新章デュエルマスターズ環境では「異端流し オニカマス」を獲得。メタクリーチャーとして仕事をした後はオニカマスで安全にトドメを刺す、赤青型がこの頃は主であった。しかしハンド格差やキル速度の違いからドギラゴン剣には少し及ばなかった。無念。

双極篇ではツインパクトの除去持ち4コスバイクである「暴走 ザバイク/ブンブン・バースト」を獲得したが、「”龍装”チュリス 」によるドギラゴン剣の台頭(またかよ)、「轟轟轟ブランド」の存在が大きく、あまり活躍できなかった。しかも轟轟轟は手札が減るタイミングの問題で相性があまり良くないのも悲しいところであった。かみ合い良くさせようとすると殴り殺された。

超天篇では「覇王る侵略 ドレッドゾーン」や「覇王速 ド・レッド」などを獲得。これまでブーストもしくは「一撃奪取 トップギア」によるコスト軽減で4コスバイクを走らせていたのが、赤単なら3コストで走れるように。赤単バイクが環境入りを果たす。が、デッドダムドやらミッツァイルが出てきて環境トップとまではいかなかった。

そして十王篇、2020年7月1日の殿堂改定にて殿堂入りが決定した。ちなみにヘブンズ・フォースは12月で殿堂入りした。

おそらくはギャラクシールドを阻害するので殿堂入りしたものと見られるが、2023年になっても名誉の殿堂に名を連ねる形となっている。

 

最後に

今回初再録となったレッドゾーンZ。8年間再録のなかったレアカードでもあります。いやこんな形で再録しても何人が手に入るんだって感じではあるけど。

これからもバイクデッキにおいてお守り兼上振れ札として活躍してくれることでしょう。でも、もし。もし叶うのならば。一人のバイク使いとして一つ言わせてください。

 

 

レッドゾーンZかえして─────。